ああっ…!世界が…地球が…お母さんが…!誰か…誰か…。
誰かギターが弾ける人はいませんかっ…!
『誰かじゃない!』
……!?
『君が…君がやるんだ!』
……僕が!?
『そうだ、君がギターを弾くんだ‼』
あ…あなたは!?
『かえるのおじさんだよ!』
………………………………………………。
『え、なになに急に黙っちゃってさ』
……………かえる…?
『うんかえる。かえるのおじさん』
…かえるが…ギターを…?
『うんそう。でもさっきから何?おじさんを頭の自由度が高い人あつかいしてさあ。って人じゃなくてかえるか。うわーはっはっはっ!』
えっとすいません。僕もう帰ります。お疲れ様でした。
『ええ?いいの?ギターは?世界は?地球は?お母さんは?』
あ、もう大丈夫なんで。お疲れ様です。
『まあまあそう言わずに。ギター楽しいよ?』
さて、じゃあギターを始めよう。やろうやろう。世界と地球とお母さんのために!
エレクトリックとアコースティック
さて、ギターを始めるならまず、ギターを手に入れなければならない。
ギターはざっくりとエレクトリックギターとアコースティックギターの2つのタイプに別れる。
アンプに繋いで音を出すのがエレキギター、ボディが空洞になっててアンプを使わなくてもそこそこ大きな音が出るのがアコースティックギター、ってな感じ。
この2タイプのどちらを選ぶか。エレキとアコギ両方始めるのも、もちろんあり。基本的な弾き方は同じだからね。
でも両方同時に用意出来ない…って方もおられることだろう。
どっちかひとつなら、どっちを選ぼうか?
エレキとアコギ、どっち?
特にこだわりがないのであれば、最初のギターにはエレキをおじさんはオススメする。
理由は簡単。痺れるから!エレキ!エレキング!びりびりーっ!ああっ!おじさんあれになっちゃう!あれになっちゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅuuuuuuuuuuuuuuuu!!!!!!!!!!!!!!!
はっ、ちょっと感情的になってしまった。
………………。
…理由は簡単。単純にエレキはアコギより弾きやすいのである。
エレキ用の弦とアコギ用の弦を比べてみると、エレキ用はアコギ用より断然細い。細い方が押さえる力が小さくて済むので弾きやすい、というわけである。
アコギは生音を大きく鳴らすために、比較的太い弦が使用される。そのため押さえる指の力も強くなる。
対してエレキはアンプ等でいくらでも大きな音が出せるので、細い弦でもおっけー。
『好き』で選ぼう!
弾きやすさは上達の早さに直結する。特に弾き始めの頃はその影響は大きい。
上達が感じられないと、つまんなくなって辞めちゃうリスクも高くなる。
その意味で最初のギターは、より弾きやすいエレキをオススメする。でもこれは特にこだわりがない場合。
ゆず…村下孝蔵…。はっ、こうせつ!?こうせつなの!?
って方はアコギを弾く明確な理由がおありだろうから、その場合は迷わずアコギを手にすると良いだろう。
『好き』を基準に選ぶのが正解。いつだって正解。
ギターのお値段
さてさて、それじゃあ最初のギターはおいくら万円くらいだろうか。
ちょっとカジュアルに始めるなら、初心者向けのセットも良いと思う。大体15,000~30,000円くらい。エレキのセットならアンプまで付いてたりする。
本格的に始めようと思ったら、50,000円くらいからのものであれば、作りのしっかりした長く使えるギターになるだろう。
エレキ、アコギ共に価格帯はこんな感じ。基本的に値段が高いほど良いギター、良いギターほど弾きやすくて音も良い、と思って問題ない。
ギターを選ぶ基準
といっても弾き始めたばかりの頃は弾きやすい、弾きにくいの区別はつかないはず。
あれ、思ったより全然弾けねぇ…。おじさんにも覚えがあるよ…。
同じように、最初の頃は音の良し悪しもあんまり分からないだろう。それで大丈夫。だから何を基準に選ぶべきか。
それはもう絶対に『見た目』!見た目が好きなギターは良いギターである!
とりあえず予算内で見た目の好きなギターを選ぶことをオススメする!
ギターを手にして最初にすること
実際にギターを手に入れたら次はどうしよう?
って、おお!スゲーじゃん!白鳥みたいなやつ!最初のギターにT見沢モデルを選ぶとは!あ、首取れた。……血…?
……イタリアのマフィア?
レギュラーチューニングを覚えてみよう!
どこも押さえていない状態の弦のことを『開放弦』と呼ぶ。
ギターの弦は6本あって、一番細い弦から1弦、2弦、3弦、4弦、5弦、6弦という。
開放弦を6弦からE、A、D、G、B、Eの各音に合わせてみよう。
この6弦からEADGBEの各音に合わせたチューニングを『レギュラーチューニング』と呼ぶ。
チューニングの際は『チューナー』を使用する。チューナーにも色々あるが、最近はスマホのアプリにもあるからお手軽である。
レギュラーチューニングはギターの基本のチューニングで、ギター専用の譜面『TAB譜』もこのチューニングを前提として表記されるのが一般的。これは是非とも覚えておこう。
コードを鳴らそう!
チューニングしたら実際に弾いて鳴らしてみよう!
ギターはコード楽器である。コードって言うのはいくつかの音を組み合わせたもの。色々な響きがある。
明るい響き、悲しげな響き、オシャレな響き、なんか良く分からん響きのやつも結構ある。
まずはコードをいくつか覚えてじゃら~ん、とかポロンポロンとかやってみると、ギター弾いてる感が得られる。
まずは好きな曲に使われているコードを覚えるのがオススメ。自分の好きなコード進行がどういう感じか分かるようになるから。
好きな曲の楽譜をいっかい見てみよう。このコード分からん…!と思ったら、コードの仕組みを覚えてみるとどんなコードか理解できるようになる。
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簡単に押さえられるコード紹介
一般的な初心者向けの教則本等で、最初に紹介されるコードはC、G、Aマイナー、そしてF、この辺りだろう。
しかしこれらのコードは、ギターを持ったばかりの人がいきなり押さえるのはちょっと難しかったりする。特にFコードは初心者の壁、と良く言われる。
そこでここでは、それらのコードより簡単に押さえられるものをいくつか紹介してみよう。ギターを持った瞬間から押さえられる!がコンセプト。
まあ、すぐに出来なくても気にしない気にしない。
さてさて、この図はコードダイアグラムって呼ばれるもの。ギターの指板を図表にしたもの。
横線は下から6弦、5弦、4弦、3弦、2弦、1弦を表している。上の数字はフレットの位置を示している。
左側の〇印は開放弦を表してる。●は押さえる場所。とりあえずはどの指でも良し。押さえやすい指で大丈夫。
ミュートについて
×印は音を鳴らさない弦、って意味。弦に軽く触れると音が鳴らなくなる。これを『ミュート』という。×印の弦はミュートして音を鳴らさないようにしてみよう。
このミュートってのはなかなか難しい。だから最初はそんなに気にせずやってみよう。
×印のついた弦にはピックを当てない、と意識するのもあり。まあ、音が鳴っちゃってもあんまり気にしない気にしない。
ミュートが上手いギタリストはホントに上手いギタリストだと思う。おじさんはミュート苦手。
だって水かきびろびろなんだもん。
コードの仕組みについて
アルファベットのところが『コードネーム』。数字と記号が付いててなんか複雑そうだけど、とりあえずはアルファベットのとこだけ覚えてみよう。
コードネームのルールやコードの仕組みに興味があれば以下の記事もどうぞ~。
適当に弾いてみよう!
とりあえずは上記のコードを鳴らしてみると、ギター弾いてる感が得られると思う。全部の弦をじゃら~ん、と弾いたり、一本ずつポロンポロン弾いてみたり。
適当な順番で弾いてみるとなんか曲っぽくなる。最初はスムーズにコードチェンジ出来ないかもだけど、ゆっくりちょっとずつやってみよう。
コードを弾く順番をコード進行と呼ぶ。コード進行には色んなパターンがある。以下の記事も参考にしてみて欲しい。
何だか音を鳴らすのが楽しくなってきたら、あなたの勝ちです!
ギターライフを始めよう!
さあ始まりましたねギターライフ。ライフ…人生。
ギターは続けていくうちに、単なる趣味を超えたものとして捉える人も多い。
難しくも楽しい、素敵でスペシャルな楽器。
いつ始めたって良い。始める時期に早いも遅いもない。
良い時も悪い時も、ギターをポロンと弾いて、のんびりやって行きましょうか。
① 役に立った
② 役に立たなかった
③ 頭の自由度高めですね
いやいや、はいはい、①ですよねえ。ありがたいありがたい。毎度毎度。
そうそう、おじさん頭の自由度高めなの。わーい、ほめられた!えへへ。
……ほめられたんですよ…ね…?
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