音楽理論を学んでみようかな…と思った時。
そう思うきっかけは、それぞれ色々あるだろう。
自分でフレーズや曲を作ってみたい…とか、
ジャズやボサノヴァなどの、複雑なコードを使うジャンルに手を出してみたい…とか。
おっしそんじゃ今までちょっと敬遠して来た音楽理論とやらをちょっくら学んでみたろかいね…どれどれ。
教則本、それもいつも良く買ってるゲーム雑誌5冊分くらいの値段やつを思い切って購入して。
ペラペラっとめくって見る。
ペラペラペラっとめくって見る。
ペラペラペラペラっとめくって見る…。
ペラペラペラなにこれペラペラペラちょっとペラペラペラぜんぜんペラペラペラなんのこっちゃペラペラペラわかりまへええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はっ、ちょっと感情的になってしまった。
だってなんか数字とか記号とか囚人番号みたいなのとかいっぱい書いてあるんだもん。
若き日のおじさんは教則本をそっと閉じて…ゲーム雑誌を開きました。
MHP2Gってでっかく表紙に描いてあったなあ。
思ってたより…ずっと音楽理論って難しかった…。何で?
それはやっぱり知らない用語がいっぱい出てくるから!
音楽理論を勉強してみよう…でもとりあえず何から覚えたらいいの?
最初に覚えるべき音楽理論の用語…それは…!
ドレミファソラシドである!
最初に知るべき音楽用語
ふっふっふっ…。
ご存知だろうか、ドレミファソラシド…。
うん知ってる。
………。
ワシが教えられることはもうない…。
はええな。
と、とりあえず最初に覚えるべき音楽理論の用語はドレミファソラシドである。間違いない。
じゃそもそもドレミファソラシドってなんだろう?
基本的な音階について
ドレミファソラシドは基本的で代表的な音階(スケール)である。
音階っていうのは音を一定の間隔で並べたもの。その並べかたによって、なんとかスケール、かんとかスケールと音階の名前が変わってくる。
ギターはフレット1つで半音、フレット2つで全音となる。
全音全音半音全音全音全音半音という間隔で音を並べた音階がドレミファソラシドである。
そしてもうひとつ代表的な音階を紹介してみよう。
この音階はダイアトニックスケールという。
音の並べかたをドレミファソラシドと比べてみよう。
おんなじやんけ!
そう!おんなじ!
ドレミファソラシド=ダイアトニックスケールである。
ドレミファソラシドの別名として覚えておこう。
ドレミファソラシドとダイアトニックスケールって用語、覚えた?
これで最初に覚える音楽理論用語はクリアである。
ダイアトニックコードを覚えてみよう!
ダイアトニックスケールという用語を覚えたら、次はダイアトニックコードという用語を覚えてみよう。
ダイアトニックスケールの音を1つおきに重ねて作られたコードがダイアトニックコード。
- ドミソシ Ⅰ△7 トニック系
- レファラド Ⅱm7 サブドミナント系
- ミソシレ Ⅲm7 トニック系
- ファラドミ Ⅳ△7 サブドミナント系
- ソシレファ Ⅴ7 ドミナント系
- ラドミソ Ⅵm7 トニック系
- シレファラ Ⅶm7(♭5) ドミナント系
以上の7個がダイアトニックコード。
なんのこっちゃ…という方はとりあえずギターで鳴らしてみよう。
実際に耳で聴いて覚えるのが効率的でオススメ。
こんな感じのコードである。
このダイアトニックコードを適当に組み合わせるだけで、じゅうぶん曲ができあがる。
ところでダイアトニックコードにはなんか用語がついてたねえ。
トニ…サブ…ドミ…?
この用語を覚えるとコード進行を自分で作るときに便利。興味のある方は以下の記事も参考にして頂きたい。
さてさて、コードネームにローマ数字がついてるやつに気がついただろうか?
ⅠⅡⅢⅣⅤⅥⅦの7個のローマ数字。
これはディグリーネームとかコードディグリーとか呼ばれるもの。
作曲するとき、ダイアトニックコードを自由自在に扱うために必要となる理解の仕方である。
覚えてしまえばそんなに難しくない、オススメの知識である。
とりあえず覚えるのがオススメの音楽理論用語
音楽理論の勉強に取り組んでみよう、そう思ったら。
まず以下の用語を覚えるのがオススメ。
- ダイアトニックスケール
- ダイアトニックコード
- トニック
- サブドミナント
- ドミナント
- ディグリーネーム
とりあえずは頭の隅っこに置いとくだけでも大丈夫。
ちょびっとずつ覚えていこう!
これらの用語を知っとくだけでもうレベルアップ!
音楽理論習得の難しさ
音楽理論の勉強の何がしんどいかって、まずどこが分からないのかすら分からない…って感じてしまうところ。
これは教則本等で、独学で身に付けようとした時あるあるだと思う。
専門学校とかに通えば良かったなあ、とも思ってたけど、今はネットで色々なレッスンサイトや動画があるからね。
でもちょっと待って、色々な教則本やサイトを見たけど…なんか良く分からん。何で?
そういう時は、実際に人に聞くのが一番手っ取り早いけど、若き日のおじさんは人に聞けないタイプだったんで…。
無能な癖に完璧主義。害悪になるほどのプライドの高さ。だもんだから知らない事を人に聞けない。あああ。
独学の独は孤独の独…。あああ。
難しく感じる理由は…。
音楽理論を難しく感じる理由。それはなんと言っても、
『同じ事柄に違う名前が付いてる』
というところである。
例えば現代音楽の基本の音階、ドレミファソラシド。
この呼び方は鼻水垂らしたかえるの少年でも知っているだろうが、ドレミファソラシドには他にも色んな呼び方がある。
ドレミファソラシド、またの名は…!
ダイアトニックスケール
メジャースケール
イオニアンスケール
アイオニアンスケール
これ全部、ドレミファソラシドの別名である。
正確に言えば、全部『同じ間隔で音を並べた音階』である。
そしてもっと厳密に言えば、『全部同じ音階というわけではない』のである。
……?
音階として見れば、同じ音が使われているが、『解釈が違う』のである。
教則本やサイトによってそれぞれ違う解釈で紹介してたりする。
さらに言えば、イオニアンスケールとアイオニアンスケールはただ呼び方が違うだけで同じものである。
…分かるかいこんなの!
こう自分で書いていても何が何だか…。決して若き日のおじさんの理解力にのみ問題があった訳ではないのである…!
あたまわ
あたま悪くないもん。(あたま悪そう)
音楽理論の歴史
音楽は人類がウホウホウガウガ焚き火をかこんで太鼓ドンドンの頃から存在していた。
その原始的な音楽が徐々に理論的に体系化され、現在の形になった。
その過程には、数千年に渡る数多の音楽家の知識の集積があった。
その知識の集積が歴史上に大きく花開いたのが、古代ギリシアである。
今でも音楽理論の用語にはギリシア起源のものが多く残っている。
そして時代は古代ローマ帝国隆盛期を迎え、ヨーロッパ全土に古代ギリシアの哲学や芸術と共に、音楽も広まり発展して行くのである。
数多の音楽家が作った理論って…。
音楽理論が現在の形になるまで、一体どれだけの人が関わったのか。
2,3人って事はないだろう。5兆人くらい。適当に言ってみた。
Wikipediaも無い時代からである。それだけ大勢の人が、自分の音楽ルールを練りこんで練りこんで形作って来たのである。
…音楽家って癖の強い人が多そうじゃない…。
ひげもじゃ音楽家『ワシの音楽はこうじゃ!』
ちょびひげ音楽家『いやいや、音楽とはこういうものだよ!』
巻ロール髪音楽家『アテクシの音楽はぁん!』
後世に目を画鋲で刺される音楽家『刺すな刺すな!』
キツネ目の男『………。』
こんな感じで作り上げられた音楽理論がスッキリ簡潔明朗会計な訳がない。
そりゃあ複雑なものになるのが当然である。3億円もどこいったか分からないし。
決しておじさんの理解力不足だけではなく、音楽理論の難しさの理由は、
『音楽理論を作った人達もわけ分からんで作っていた』
という節がある、とおじさんは考えている。
決しておじさんの頭が悪いからというわけではなく、元々しっちゃかめっちゃかな物を無理矢理こね上げたから、である…!
…いや結構マジでそんな気がして来た。
あたまわ
あたま悪くないもん。(超あたま悪そう)
音楽理論対処法
音楽理論は難しい。それで当然なのである。
だからちょっとかじってそっと閉じた方、あなたが悪い訳ではない…!
あのちょび髭野郎どものせいである。
だって解釈が違ったり定義が違ったり…。そんなの分かるかい。
そこで現代的な音楽理論対処法である。
『色んなサイトで調べて、同じこと言ってたらそれがポイント』
これである。
スマホでサクッと調べて、良く出て来るワードや、ここ同じこと言ってる!ってところを覚える。
これがいちばん効率良く音楽理論を知る方法である。
というか、一つの教則本やサイトだけでは一面的な理解にとどまる事が多い。
色々なサイトを比べる事でより多面的、立体的に理解する事が出来るようになる。
とりあえずは色んな所で良く出て来るワードは重要っぽい、てな感じで覚えて行こう!
音楽理論は音楽を更に楽しむためのもの。ぜひとも覚えて楽しくなって頂きたい。
千里の道も一歩から!ローマは一日にして成らず!
『やってりゃいつかはたどり着く』だよ!
① 役に立った
② 役に立たなかった
③ あたま悪そう
そうですかそうですか①ですかいやいやまいどすいませんねありがとうございます。
あたま悪くないもん。