『継続は力なり』
良く言われることだけど、これは本当にその通り。そして継続することはなかなか難しい、時もある。それは何故か?なんでかな~?
さてさて、ギターを始めてみよう!と思い立ってから実際にギターを手に取り練習を開始する。
実はこの時点で十分スゴイ。実際に行動を起こせる人って結構少ないから。
そしてギターの練習を継続できる人は更に少なくなる。
老舗ギターメーカーフェンダー社の調べでは、ギターを始めてから1年以内に辞めちゃう人は実に90%に上るらしい…。
ということは1年以上練習を継続している人は、その時点で上位10%以上のスーパーエリートなのである…!
なぜそんなに続けられる人が少ないのか。
おじさんが思うにギターを弾く楽しさより、練習のめんどくささが大きくなるから、かな。
弾き始めたばかりの頃は当然弾ける曲もフレーズもない。弾けたら楽しいけど、弾けるようになるまでの練習がめんどくさい。
『服を買いに行く為の服がない』状態である。むう。
そこをなんとか無理やり練習して、更にめんどくさくなり、しまいにゃ練習が辛くなり、なんで弾けるようにならないんだ…1日何時間練習すりゃいいんだ…俺には才能がないのか…俺には…俺は…!地球を…!地球を救いたいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃeeeeeeeeeee!!!!!!!!!!!!
はっ、ちょっと感情的になってしまった。
無理やり練習しても、続けるのは難しい。しかし逆に言えば、継続さえできれば上位数%のスーパーエリートになれるのだ…!
はっ、20年以上ギターやってるおじさんは、すーぱーえりーとだったのか…!
なんとか楽しく練習を続ける方法がないものか…。何かしらあるはず!ちょっと考えてみよう。
ながら練習のススメ
おじさんもかえるのおじさんになる前はギター少年だったわけだが、ギターを始めた当初は練習がしんどくてしんどくて…。
だって1日5~6時間くらい練習してたのに、全然上達が感じられない…。こんな気持ちで毎日弾くのはしんどいなあ…。
そこでちょっとでも続けやすい練習法をひねり出すギター少年。
当時よくやっていたのが『ながら練習』である。
テレビを見ながら、本を読みながら、景色を眺めながら、歯を磨きながら、お風呂に入りながら、宿題をやりながら…。
テレビを見ながら
一番オーソドックスなのがテレビを見ながら練習である。好きな番組を見ながらひたすらトレーニングフレーズを弾き続ける。
基本的にトレーニングフレーズを弾くというのは、単調な反復練習である。その退屈な時間を好きな番組を見てやり過ごそうというもの。
これは結構、練習時間を稼げた。テレビに見入って練習の手が止まっちゃう事も結構あった。番組選びは重要である。
本を読みながら
本を読みながら練習、っていうのも意外と集中出来て当時よくやっていた。テレビと違って自分で読むタイミングを決められるからだと思う。
本の種類も雑誌から小説まで色々読んだが、内容よりも重要なのは本のサイズである。
両手が塞がってるから開きっぱなしの状態にしとかないと、ページをめくるたびに練習の手が止まることになる。
漫画だと読み進めるのが早くて、ながら練習には向かない。
活字の本を読むようにしていたが、傍から見るとギターを弾いてるんだか、変な姿勢で本を読んでいるんだか。
いや、当人はごく真剣にギターの練習をしてるだけだったんだけど。
景色を眺めながら
公園やグラウンドなど、外で練習するのも好きだった。田舎だったので人の迷惑にならずにギターを弾ける場所がたくさんあった。
遠くに見える、濃い緑の山の稜線に掛かる白い雲…どこかで鳥が鳴いてる…風が通るたびに樹々とともに揺れる木漏れ日の色…。
ほけ~…ぼんやり眺めながら弾くのがたいそう乙、であった。
時間の存在さえ忘れる時間。気づけば夕暮れ。
…当時のギター少年はどこに向かおうとしていたのか。
歯磨き、お風呂、宿題をやりながら
あ、これはやらなくていいです。ばばんばばんばんばん。
ラジオを聴きながら!
結局一番のオススメはこれ、ラジオを聴きながら練習、である。
テレビや本と違い視線を固定する必要がない。両手が塞がってても大丈夫。や、まあこの辺は当たり前なんだけど。
そして思いがけず良い曲に出会うことがある。その曲に合わせて弾いてみたり、この曲弾けるようになりたい、って思ったり。
練習のモチベーションを高めるのにも効果的である。
そして今はネットでラジオが聴ける。それもすんごいクリアな音で!。
ノイズをかき分けながらダイヤルを微調整していた世代のおじさんにはそりゃもう感動的な事だ。
ネットでラジオを聴くならやっぱり『radiko』だろう。おじさんも愛用しているサービスである。
自分の地域の番組なら無料で聴くことが出来る。オススメである。ネットでラジオ!『radiko』を楽しもう!
練習時間は短くても大丈夫!
ところで集中力を保てるのは、2時間が限界らしい。つまりそれ以上の時間、練習し続けると集中力が低下してしまう。
もちろん個人差も大きいだろうが、長時間練習すると誰しも疲れてくる。
その疲れて集中力の低下した状態は、練習や勉強の吸収効率も低下していると考えられる。
吸収効率の下がっているときに無理やり練習しても、あんまり身につかない。
おじさんもぶっ続けで5,6時間練習していた時期があった。しばらく続けてよぉし、さぞ上達したことだろう…うん?…うそ…うそっ…!
全然弾けるようになっとらんやんけぇぇぇぇぇぇぇぇぇェェェェェェェェェェェェェeeeeeeeeeeee!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はっ、ちょっと感情的になってしまった。
真夜中に絶望の叫びを上げるギター少年。いやまじでショックだったんだよ…。
だらだら練習のススメ
実は、短時間の練習を間隔をあけて繰り返す。これがいちばん練習の吸収効率が良いらしい。
小一時間くらい練習したら、ちょっと休憩したりほかのことをやったりする。
んでしばらくしたら、また小一時間くらい練習する。これを繰り返す感じ。
練習時間はもっと短くても大丈夫。10、20分くらいの練習をだらだら繰り返す。
このほうが長時間の練習より続けやすくて、なおかつ身につきやすい。
続けやすいほうが絶対良い。だらだら行きましょ。
1年続けたらすーぱーえりーとだから。
あなたに合った練習法を見つけて、ギターで人生をちょっと豊かにする。そのお手伝いが出来れば幸いであ~る。
いっぱい寝よう!
そしていちばん重要なこと。
よく寝ること!ああ眠い…でも練習しなきゃ…。ああでも眠い…。
寝ちゃえ寝ちゃえ!
① 役に立った
② 役に立たなかった
③ 外でギター弾くの良いよね
ああっ…あはっ…①…①…ありっ…がとっ…ござっ…ますっ…。あばばばばばばば。
いや~外でギター弾くのって良いよねえ。天気も良くってさあ。
あ、おまわりさんどうも。
え?身分証?ちょっ、なんすか?なんなんすか?かえる嫌いなんすか?ちょっ、やめっ、やめっ…!