ほいっ、今回はピッキングについて書いてみよう。ピッキングと言えば、細い針金…
…いや、不法行為でおとぼけするのは良くない、やめとこう、うん。
なぜとぼける…?
はっはっは。まあまあ。
一口にピッキングと言っても、色んな種類がある。
さてさて、今回取り上げるのはダウンピッキング。基本中の基本のピッキング。
そして非常に重要なピッキング法である。
色んなピッキングがあるけどまずはこれ!あ、針金は使わないからね~。
わかっとるわ。
力を入れずにスタミナ温存、手首をぶらぶら
おっしゃダウンピッキング。これは上から下に向かって振り下ろすピッキング。
逆に下から上に振り上げるのがアップピッキング。これは未経験の方にもイメージし易いと思う。
誰しもがごく自然に最初に身に付けるのがダウンピッキングだろう。しかしこれがなかなか奥が深いのである。
ピッキングスピードとスタミナ
ダウンピッキングを速いテンポ弾くと、段々と力が入ってリズムがヨレがちになる。弾き慣れないうちは良くある。
弾いてるうちにどうしても疲れてきて、ピッキングスピードが落ちてくる。スピードを上げようとすればチカラが入っちゃう。
でもこれだと腕や手首のスタミナがなくなっちゃって、1曲弾いたらもう。
ぜえぜえ…。
ワンマンライブをやり遂げるのは難しい…。
出来るだけ脱力した状態で手首のスナップで弾くのがポイント。
手首から先だけをぶらぶら。ぶらぶら。慣れてきたら最適な力の入れ具合も分かってくる。
1曲の中で一休み出来るポイントを作っちゃう、っていうのもひとつのテクニック。
じゃ~ん、と長めの音符を鳴らす。そのときコッソリひと休み。
ぜえぜえ…。
回復しとらんやんけ。
だっておじさんなんだもん。
ピッキングの基礎体力
ダウンピッキングは疲れる…。ギターを始めたばかりの頃はそれで当然。
ハイテンポの曲をダウンピッキングで弾き続けるコツは、できるだけ手首から脱力すること。
疲労の原因は力の入れ過ぎにある場合が多い。
それでも疲れる…!というときは、ギターを弾くための基礎体力が不足しているかも。
えーどうすりゃいいのー。
1曲を通して弾き続けるのは割とスタミナが必要。スタミナを高めるためには反復練習が大切。
でも反復練習は退屈になりがち…。
だからトレーニングのための練習はながら練習を活用して、嫌にならないように継続していこう。
練習を続けるうちにだんだん、ギターの基礎体力が身についてくる。気長に気長にやっていきましょ。
気づいたらムキムキに!
キm
気持ちが良いよね筋トレはうんうん。
左手への意識
ダウンピッキングでガンガン弾いてるんだけど、なんかたどたどしい感じでうまく鳴らないなあ…と思ったら、左手のタイミングと合ってないのかも。
ダウンで弾き切る!意気込むと、右手に意識が向きがち。そうすると右手に力が入って疲れやすくなる、左手のタイミングがますます合わなくなる…となりかねない。
ギターは左手、弦を押さえるほうがエライ。まずちゃんと押弦できてないと、どんだけ頑張ってピッキングしてもうまいこと鳴らないから。
左手側に意識を置いて、右手は自動的についてくる…という感覚が理想的。右手に余計な力が入ることも、あるていど抑えられる。
左手への意識がおろそかになっていることに、意外と気がつかないことが多い。利き手の反対側を意識する、これがギターの難しさの原因のひとつ。
ちょっとずつ意識できるようになっていこう!
レフティの方は左右逆に読み替えてね!
ダウンピッキングのこだわり
アップ、ダウンのピッキングを繰り返すのをオルタネイトピッキングというけど、ダウンピッキングは名前の通りダウンのみ。
やってみると分かるけど、ダウンピッキングだけで弾くのは曲のテンポが速くなるほどキツくなる。オルタネイトピッキングの倍疲れる。
でもダウンピッキングとオルタネイトピッキングでは、ノリが変わってくる。かなり速いテンポでもダウンピッキングにこだわって弾くギタリストも多い。
おじさんも単音のギターリフは、ダウンピッキングで弾き切ることが多い。
まあこれはあくまで好みの問題。絶対単音リフはダウンピッキング!ってわけじゃない。
オルタネイトピッキングで良い感じに弾けるなら、それもまた良しである。
自分の心が好き…って感じたらそれが正解!
メトロノームを使ってみよう
自分のリズムが正確かどうかは意外と自分だけでは分からない。そこでメトロノームを使ってみよう。いかに自分のリズムがヨレッヨレなのか痛感するはず。
このメトロノーム壊れてんだろ…なんなんだよ全く…ぶつぶつ…。
ってな感じになるに違いない。…なって欲しい。…おじさんはそうなりました。昔からリズム感が悪いのよね…。
音楽室にあるようなメトロノームはそこそこのお値段がするが、デジタル表示の小さいやつなら1000円台で買える。
スマホの無料アプリにもたくさんあるし、とりあえずはそういう低コストのものを試してみるのが良いと思う。
おじさんのオススメはメトロノーム機能がついたクリップタイプのチューナー。
ギターヘッドに取り付けて、思い出したときにすぐ使えて便利。
そうだ、メトロノーム練習しなきゃ。
と思ってメトロノームを取り出してギターに接続して…。
この時点でちょっとめんどくさい。めんどくさいと練習の意欲が下がる。
できるだけ練習時のストレスをなくすために、ギターはスタンドに立ててすぐ手に取れるようにして、クリップタイプのチューナーもヘッドにつけたまんまにしとく。これがオススメ。
ギター練習は毎日の積み重ねが大事。だからちょっとした『めんどくさい』をどれだけなくせるか、がけっこう重要。
そして正しい反復練習で、正確なリズムとアクセントを身につけることがダウンピッキングの肝である。うんうん。
ロックの基本、ダウンピッキングでパワーコード!
8ビートでパワーコードをダウンで弾く、これぞロックの王道…!
8ビートは8分音符を基本にした曲調で、
たたタた たたタた たたタた たたタた
ってな感じで2拍目と4拍目にアクセントを置くのが一般的。
パワーコードっていうのは、
力こそ…チカラコソッ…!
パワーだアアアァァァァァァァァァァァァaaaaaaaaaaaaaaaッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はっ、ちょっと感情的になってしまった。
手に汗握る、そして弦が錆びる。それがパワーコードである。
1度と5度のパワーコードッ!
パワーコードは、1度と5度の2音のみを鳴らすコードの事。でもこの説明では未経験の方には分かりにくいよねえ…。
2音のみなので押さえやすくて、ガツンとした響きが何ともロックっぽくてカッコいい初心者の方にもとっつきやすいコード、これがパワーコードである。
このパワーコードを8分音符のリズムでダウンピッキングで弾くのがロックの基本だとおじさんは思っている。そしてこれが奥が深い。
正確なリズムでアクセントを付けながら弾き続けるのは、何年やっても難しい。ギター弾きの永遠のテーマである。
ダウンで弾き切るパワーコード!
ダウンピッキングでパワーコードを弾く…どれくらいのテンポならダウンで弾ききれるだろうか?
まずは♩=80から。
♩=80
次に♩=120!
♩=120
ついてこれるか!♩=160じゃいっ!
♩=160
さてさて、どれくらいのテンポなら無理なく弾けるだろうか。
できるだけ力を入れずに手首で弾くのがポイント。
ちなみにこの音源はDTMソフトで鳴らしている。おじさんが実際に弾いてるわけじゃない。
えー弾いてないの?
いやまあ…今日はちょっと水かきの調子が悪いというか…まだ再生してないというか…。
強敵との戦いが…
はいはい強かったねえ。
…練習します。
まあまあ、速いテンポでも全部ダウンピッキングで弾き切らなきゃいけない、ってことはない。
無理なく弾けるテンポで練習していこう。
フレーズの途中にオルタネイトピッキングを混ぜるのもあり!
ところで、ここで使用しているDTMソフトはギタープロっていうやつ。
自分でTAB譜の作成が簡単にできて、入力した音符をすぐに鳴らせるすぐれもの。エフェクトも豊富に用意されている、おじさんお気に入りのソフト。
速く弾くための練習法
ここでギターを速く弾くための練習法を紹介しよう…。
それはっ…!
ゆっくり弾くことである!
…いやホントホント。
コードプレイも単音フレーズも、速く弾くためにはゆっくりとしたテンポで練習するのが非常に重要。
ゆっくり弾くと、どこでつまずくのか、最適な力の入れ具合はどのくらいか、ということが分かってくる。
速く弾いちゃうと、そのへんが分からない。身体の理解が追いつかない。
急がば回れ、三歩進んで二歩下がる、注入軟膏は1日1本まで、である。
ちゅーにゅーなんこー?
用法用量は守ってね!
人生と脱力とギターと
パワーコードの名前に反して力は入れない。脱力が重要。この先の人生を考えて脱力感が拭えないときは…そんな時こそギターを弾くの!
ンプゥワァァ…クォオオドゥオオォォォooooooo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これではダメである。脱力脱力。
ぱわーこーど。
こうである。うん。手首ぶらぶら~ぶらぶら~。
さ、それではれっつ、だうんぴっきんぐでぱわーこーど。
① 役に立った
② 役に立たなかった
③ この先の人生どうしたらいいですか?
いやーありがとうございます①ですか①ですよね頼む①と言ってくれ…!愛していると言ってくれ…!(再放送)
この先の人生?かえるにそれ聞く?寝ちゃえ寝ちゃえ!
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