びろーん。
びろろーん。
びろんびろーん。
………。
…ああ。
びろーん遊びは楽しいなあ…。俗世の垢にまみれた心が洗われるようだびろーん…。
しかしこんなところ誰かに見られたら社会的に死
おじさん。
おおおおおおおおおお折田くんいつからそこに!?
びろろーんの辺り。なにびろーん遊びって
さーギター!ギター弾こう!楽しいぞー!
さて、ギターはコード楽器である。コードとは複数の音を組み合わせて、様々な響きを持たせたもの。
様々と言うからには、コードにはたくさんの種類がある。そして色んなアルファベットやら記号やら数字やら…。ギターを始めたばかりの方には、無限の数に感じられるかも知れない。
でも押さえることさえできれば、どんなに理論的に複雑なコードでも鳴らして楽しめるのがギターの良いところ。
そして理論的に難しいコードは押さえるのも難しい、なんてことはない。
好きな曲に使われているコードが教則本に載ってない…。ギターを始めた頃にはこんなことが良くあった。
初心者向けの教則本はシンプルなコードがメインで紹介されているからなのだが、初心者だから複雑なコードを押さえてはいけない、なんてことはない。
今回紹介するコードは『Em7(9)』っていうコード。コードネームを見たらちょっと複雑に感じるかも知れない。でも、押さえて鳴らす分には理論を把握している必要はない。
まずは鳴らしてみて、うっとりと響きを楽しんで欲しい。初心者さんにもオススメのテンションコードである。
開放弦を活用しよう!
以下の表が『Em7(9)』のコードダイアグラムである。
普通に押さえようとするとちょっと押さえにくく感じるかも知れないが、まず『B』のパワーコードを押さえて、それに中指の2弦3フレットを足す、という感じが押さえやすいと思う。
全弦をじゃら~んと鳴らしても、一弦づつアルペジオで弾いてみても良し。手元にギターがあれば是非うっとりして頂きたい。
レギュラーチューニングの場合、Eのコードは開放弦を使いやすい。開放弦とは、どこも押さえていない状態の弦のこと。〇印の部分。
レギュラーチューニングは6弦からEADGBEという音になる。これはそのまま鳴らせば『Em7(11)』っていうコードに解釈出来る。
つまりレギュラーチューニングの場合、Em7絡みのコードは殆ど開放弦だけで構成出来るから押さえやすいってこと。
これは『Em7』のコードダイアグラム。見ての通り殆ど開放弦だけである。
とりあえず5弦2フレットを人差し指で押さえたら、適当に他のポジションを押さえて響きの良いところを探してみよう。
この要領で自分オリジナルのコードを作ってみると、コード理論を勉強する時にも結構理解しやすくなる。
もちろん理論なんかそっちのけで鳴らして楽しむ!って感じでも全然構わない。
『楽しむ』を軸にして行動するのが結局いちばん効率が良い。楽しんで行きましょ。
ジャズっぽいコード進行でうっとり
『Em7(9)』と組み合わせて弾くとうっとりするコードを紹介してみよう。
こちらのコードは押さえるのにちょっと慣れが必要かも知れない。ゆっくりのんびり練習してみよう。
『F#m7(♭5)』→『B7(#9)』→『Em7(9)』の進行で弾くと何ともおじいちゃん。じゃない、じじい。いや違った、ジャジィ。
『ジャジィ』とはジャズっぽい、という意味。初めて聞いた時はなんじゃそれ、ふざけてんの?と思ったものである。
しかし普通に使われる表現らしい、と知ってからは『ああ、良いね、ジャジィだね。』と何食わぬ顔で言っている。
内心の『じじいみたい!じじいみたい!おじいちゃん!おじいちゃアアアァァァァァァんnnnnnnnnnnn!!!!!!!!!!!!!!!!
はっ、ちょっと感情的になってしまった。』
という気持ちを押し殺しながら。
うん、とってもjazzyだね…。
何それ?は音楽理論の学び時
今回紹介した『Em7(9)』というコードは、割と単体で鳴らしても成立するくらい良い感じの響きのコード。
だからいつもの『Em』に置き換えて使うのも良し。
でもキー(調性)がCの時の『Em』と置き換えると、ちょっと不思議な感じに聴こえると思う。
例えばF→Em→G→Cという進行の『Em』を『Em7(9)』に置き換えてみると、おっ?という感じになる。
これは『Em7(9)』にはCキーの場合のノンダイアトニックの音が含まれているからである。
…?何それ?って思ったら。
ふっふっふ。理論を勉強する時かも知れませんよ…。
その場合はもっとちゃんとしたサイトで調べてみよう!
…自分で言っててちょっと悲しい…。
① 役に立った
② 役に立たなかった
③ びろーん遊びって…?
はいはい①ですよねえいやどうもすいませんねえそう言って頂けるとおじいちゃんも親指立てて熔鉱炉から甦ることでしょう。
びろーん遊びに関しては社会的な信用性の担保の観点から詳細を述べる事を控えさせていただきます。